そういううただっただけ

思い出はそりゃ沢山ある。
ホントのとこ、あんまり思い出せない。人間はそうやってうまくできている。

たださ、歌っていた歌は思い出せる。
それを引っ張り出して聴く。それもなんとなく。
場所や時間がバラバラなのに、なんとなくつながるもんだね。
駅に続くまっすぐな道を歩いたのとか
角を曲がるとあったラーメン屋さんとか
慣れない靴が痛かったのとか
雨が降ってびしょびしょになったジーンズとか
夜自転車で迎えに行ったのとか
桜見たのとか
その日は晴れてたのとか

早く寝ないとこういうことが起きてなんだかやるせなくなるから、夜は早く寝ないといけない。
いつまでも寝てると夢を見るから早く起きないといけない。

夜が嫌いになった。
面倒だ。