久しぶりに家族で出かけた。
私が仕事を辞めて通院生活をするようになってからは家計はみるみる火の車になった。
責任。びしびし感じてる。
家族は笑ってるけど、思うところは沢山あるに決まってる。

何度も思った。復帰できたらという想いが片隅どころかメインの毎日。
お医者は焦りは禁物と言う。でも親は現実問題焦って欲しいという。
私は分からない。自分で決めたことを最後までやり抜いたことがないから。
自分のワンマンで得た満足よりも、近しい誰かが満足してくれる方が幸せな気持ちになる。それで周りの雰囲気が良くなるならそれでいいと思う。
勝手に自分でキャパ超えして勝手に破綻した。だから自分でなんとかするべきなのに。自分の力じゃ何も出来ない。

そもそもこの病気が治るのかさえ疑問。それ以前に自分が異常だという感覚すら分からない。だって物心ついたときから多分こうだから。
お医者は「かなり重い」と親に説明してた。それを他人事のように隣で聞いていた。
親とお医者を会わせたことに意味は少しでもあった、と思いたい。
でも、それによって親がさらに負担を被ったとしたら、事は逆効果に働いていると思う。
「考えすぎだよ」「もっと楽に考えようよ」「甘えることも必要だよ」
どうしたものか。
陳家な自分だって自分の価値なら何度も考える。

元の会社の話もたまに聞くけれど、私が望んだのはそんなことじゃない。というか何も望んでいない。強いて言うなら忘れたい。私の知らないところで事が動いていたりする。そんな話聞いてメシウマ状態になるほど私は強くないんだよ。
忘れたい気持ちが強すぎて、元の会社の人に「あなたのことなんて知りません、本当に覚えてないんです。あなた誰ですか?」と言っている夢を見た。

体内リズムが人並みになったとか、気持ちがプラス寄りになったとか、そんなことで一喜一憂している場合じゃないんだ。